夢見る人/梅昆布茶
 
僕は夢見る人が好きだ 当然僕もその種族だろう

ただ夢を見ながらも 自分と正対できたらいいと思っている

夢を見る自分を受け入れ それでも夢を夢となずける強さがあれば

毎晩暑苦しくて 真夏の夜の夢さえ なかなか訪れないが

夢を見るなら 大嫌いなあいつは そばに寄せないように

夢見る自由は 時に自分を縛りつけさいなむ そうさ心の表裏なんだもの

夢を定義しないで すべての実現しないものの大陸なんだから

ひとついえること ぼくは夢を含まない人生を 選ばないだろう

たとえそれが徒労であろうとも

そう 僕は 死ぬまで 夢の友で 

いたいと思っている



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