【誕生日の友人へ】 空から降り立った僕たち/創輝
い加減、堪忍袋の緒が切れるかも
僕は君の強さに卑屈になるかもしれない もう、逃げ出してしまうかも
はじめまして でいいんだね
そうじゃなきゃ僕らは生きてこれなかった
いまさら記憶を取り戻しても
傷つけた人の分だけ僕らは涙することになる
忘れました なんて言い訳させてよ
はじめから 君とやって生きたいからさ
町の子守唄の優しさに浸って 苦しんだりしてみたいから
あの日 駆けたのが君じゃなくて良かった
一緒に この世界に生きていて良かったよ
僕達が 空で仲良くしてた人たち、今はどこにいるんだろうね
僕が傷つけた人たち、きっと空では仲良しだったね
僕と君は仲、悪かっ
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