僕は唄を歌ってた。愛する人は 時々怒るけど。/創輝
それを持っている僕たちは全員が同じカテゴリー
僕が米粒一つ口に入れるたびに
たくさんの子供たちが飢餓で死んでゆく
そんな君へ、
遠い
遠い
僕の大声すら届かない君のいる地へ
僕は唄を歌ってました。
息をしたかった。
宿題サボって、先生に叱られたかった。
好きな女の子に告白して、振られて、もしかしたらOK貰えて(!)そんなことに一喜一憂してたかった!
僕が、どれだけ唄を歌っても
僕の望んだような世界にならないのは、僕に力がないからだ。
愛する人を傷つけるような弱虫だからだ。
なんでだろう
ずっと前、僕たちは足元をしっかりと見て、踏みしめながら歩いてた。
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