やもめの星/梅昆布茶
どを
下手なギターをかき鳴らして歌う
もちろんゾンビではない
普通のしょぼたれた親父である
あまりこういう生物を想像しないでくれ
子供の教育に悪いから
やもめの切なさはわびさびに通ずるのかもしれない
あまりお勧めはしないがやってみたい人はやってみたらいかがかと
やもめの星は物悲しい
自身を捨てた痛みもあってでもしょぼい
奴隷として故国と引き裂かれたブルースが
僕に歌えるだろうか
誰が聴くのかわからないブルース
僕はいつも君の必要なものを考えて行く
さいごまであるいは破綻そして融合
主題はぼくたちだったりして
やもめのきらきらとした星たちにささげる
やもめは美しい
まるでかもめのように
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