Always/ヒヤシンス
きな光輪が輝く中、僕にははっきり見えたよ。
そのブルーの瞳に水晶のような煌めく涙が溢れていたのを。
君は僕の天使。永遠の恋人。いつでもこれからもずっとね。
君を忘れる事なんて出来やしない。僕にもう一度チャンスがありさえすれば。
でも僕はこれからの人生をせいいっぱい生きてゆくよ。
君が僕に生きる勇気をくれたんだもの。
人生に彩りを加えるのは他でも無い自分自身。
僕のキャンバスは未だに真白いままだけど、
だからこそ手に入れたんだ。どんな色にも染められる自由ってやつを。
君は僕の天使。忘れ得ぬ恋人。永遠に変わりはしない。
君の微笑みは僕を明るくしてくれた。
君の優しさは僕の人生における正しき道を示してくれた。
君の美しさは僕のこれからの人生そのものなんだ。
輝く星空にきざはしがその姿を消してゆく。
君は最後にもう一度振り返り、僕にゆっくり頷いてくれた。
君の晴れやかな表情はとても神々しく、いまや女神そのものだった。
夢ではない。僕は美の女神を愛していたのだ。
君は静かに消えていった。この世界に無限の可能性だけを残して。
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