静謐/梅昆布茶
 
黙っている待っている枯れながら百舌のように鳴きながら
歌はない光はないこの世界近似値で君に伝えようと思うんだ

比重を失った世界なんて羽根のようですまるで綿ぼこりみたいに見えます
でもね君が好きなうちは世界はあるのだよしっかりと世界の中心は君だから

結局さふわふわしてるのは自分なんだって思ったんだ軽い奴なんだからね
ろくでなしは片隅で詩を創るろくでなしは暇を持て余して酔いつぶれるろくでなしでいいさ

光を失わないように僕のように生きないようにろくでなしにならないように
祈っていますよいつもね




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