日日/もっぷ
 
そとはいつくしまれている
陽光は燦燦と花へ草へ
木木はそよぎ梢には小鳥
されどわたしはなみだする

薫風はきっと平等に
いきものの気持ちを運び
かなえることのできる場所へと
いざなっているのに違いない

屋根の下にて風すらも得ず
わたしはわたしのなみだする
だれも知らないちいさな部屋で

わたしはわたしのなみだする
きのうもおとといもそして
あしたも


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