妄想と夜の交わり/アラガイs
 

なにもしなかった一日の締め括りを
ピーナッツサンドに熱い珈琲で終わらせてしまうだけ。
配送される
朝はもうそこまできているのに
言葉たちは僕の眠りを妨げる。
裏切りもしない反面
厚く盛り上げた仮面を削ぎおとして
妄想と夜の仕上げの邪魔をする。
無作為に
明日何を語ろかと小鳥たちは考えもしない
いつものように日が暮れて
それは目覚めたときの
きみの不可思議な口癖 。











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