ぐるぐる労働/
み
る。
それがおまえの価値だろう。
小さくともこちらをにらみつける矜持は
世の中に何かを与える命だからだ。
労働はそうして、
倒された恐竜の大きさだけ
あるいは数だけ、あるいは存在だけ
あるいは認識だけ、あるいは分子だけ、
あるいは意識だけ、あるいは心だけ、
還元され、
分散し、
めぐる、めぐる、めぐるのだ。
さて
今日も対峙するか。
錆びた剣を振り上げながら、
考えてはみる。
お風呂で洗える血しぶきを浴びて、
働きながら考えてみる。
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