貴方の、ごめんね。/
世江
分の犯した罪の重さだって、確信したから。
“そんな歌を作りたい。”
突然言った、貴方。
“どうして?”と、問えば、
“俺(ボク)の一番大切な人を傷付けた、っていう罪を償いたい。”って、呟いた。
“そんなことしないでいいんだよ?”
分かってるから。
小さく頷いた貴方に、安堵と不安が
一緒になって押し寄せる。
ただ、それでも構わない。
貴方の想いが知りたい。
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