雲と柔らかいほっぺ/
よしたか
が洗ったね
僕が見上げた空には
その公園が雲になって浮かんでいる
そんな僕と
そんな空の様子が
誰かの見上げた空に浮かんでいる
しばらく うつぶせてから
ひっくり返って見上げた空
雲間のむこう イチゴ水の瞳が電気の体を見ている
雲が流れたその後を
手書きの雲たちが追いかけた
大地を埋め尽くすツクシンボウの合唱
そのハーモニーに揺れながら
皿洗いをするのは嫌いじゃないさ
好きなんだ君の柔らかいほっぺ
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