風のなかの魔女/梅昆布茶
 
なにものでもありはしないでもあるんだ
誰も好きになれないでも好き

二律背反が風のなかで舞う
とっても素敵な世界なんだそう
君の本来の色さえわすれそうさ

それでも走り続ける週末に向かった終末を
君と一緒に
そう悪くないだろう

魔女だってあいせるぐらいに僕は
くらくらしてる
それって素敵だろう

だって魔女は何人も何人も
やってくるんだぜ


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