私の詩のヴィジュアルの破壊と再生の必要の痛感/もっぷ
皆さんもご存じだと思います、ある(大好きな)詩があります。
***
「鹿」 (原作のヴィジュアルまま
鹿は 森のはずれの
夕日の中に じっと立っていた
彼は知っていた
小さい額が狙われているのを
けれども 彼に
どうすることが出来ただろう
彼は すんなり立って
村の方を見ていた
生きる時間が黄金のように光る
彼の棲家である
大きい森の夜を背景にして
***
「鹿」 (わたしのいま、ならば
鹿は
森のはずれの夕陽のなかにじっと
立っていた
彼は
知っていた、
ちいさい額が狙われているのを
けれども彼にど
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