亀のいちばん長い日/
夏美かをる
祝いに繰り出す能天気な家族
だけど、亀の声が初めてクラスの子達に届いたんだ!
これを祝わずにいられるか!
ねえ、亀ちゃん、
“自分が話すのを聞いて みんなが笑うかもしれない”
なんて不安は あの時廊下で流した
最後の一筋の涙と一緒に蒸発しちゃったよね!
この先十年経ってもきっと覚えている
亀ちゃんにとっての今日という日のハイライトは
何といっても
アンディ君に褒めてもらったこと、
だね!!
亀ちゃん、ハイタッチ!
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