冬の終わりの彼女/もっぷ
 
どうしても転がってしまう
できそこないの
羊のぬいぐるみ
連れて帰って気がついて
でももう取り替えてもらうなんて
ありえなくて

きょうも昼間っから
転がってた彼女を
仕方ないなぁって少しの
がっかりとともに
なぜだろう目を細めて
愛しているわたしと
出会ってとても
うれしかった


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