シェフの気紛れポエム タモリタ風 アポカリプス仕立て/和田カマリ
 
イケメン君の、自慢のトップオブ小股は更に50センチほど切れ上がり、ここにまた一人、バーオソル的見地からの、イイ女が誕生したようです。

 金の爪楊枝で自らの眼を突き刺していた、腹八分目のレディース達が飛び込む、麗らかな暴虐の強酸風呂。色んなものが溶け込んでいる。風呂の中でまぐわっている間に、酸っぱい湯気を放ちながら、白骨化して行くヤンキーレズビアン。骨と骨が複雑に絡み合って「バイオ知恵の輪」を形成していた。これを解き放つ事は、どうやら「フェルマーの最終定理」を証明するよりも更に難しそうに見えた。

 チュルッ

 不思議な事に、いつもここ迄来ると、どこからともなく短い音が響いて、シュー
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