俺/ドクダミ五十号
排泄物の孤独は常に掃き溜めに流され
何方かを呪うを躊躇いながら
深く息を潜めて
呪うべきは己だとつぶやくのだ
きらびやかなる星も
明るき月も
全てが汚濁の黄褐色の上にあって
最早 まなこさえ 触れること 能わず
思えば常に
この世の掃き溜めの底に捨てられ
藻掻きのゆうらゆら
海流が許さぬ
日光は当たらぬ
雰囲気とは「周囲」を云う
当たり前を当たり前とせず
ただの身の捩りは
なされたりはしたのだが
行いを清く
精神は美しく
と
罰は雰囲気に拡散せられ
行き場は奪わ
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