アラスカ8〜最後の楽園〜/鈴木もとこ
 
カで、自然を次世代に残そうと
市民運動によって勝ち取ったものがまた開発の危機にある。
 そして、先日発表されたアメリカ軍によるミサイル防衛計画。
アラスカにはもう既に、地上配備型弾道迎撃ミサイルが6基配置されているという。
戦争になれば当然ミサイルのあるアラスカは爆撃され、(日本も否応無く巻き込まれ)その
美しい自然は保ってはいられないのだ。太古の昔から連綿と続く広大なアラスカの大自然の
営みでさえ、時代や思惑によって翻弄され、人間によって簡単に断ち切らてしまうという事
に、危うさと儚さを感じずにはいられない。一体いつまでこのままでいられるのだろう。

2004年クリスマス。
幻想に過ぎないのかも知れないけれど、この日に平和を願う人が世界中で1人でも多いこと
を祈りたい。
そして世界平和を願うことは簡単で、隣の人を愛するのは本当に難しいんだとということも
考えつつ。

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