響き/梅昆布茶
 
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去ってゆく
まるできみのように

僕もわずかだが君より生きながらえるだろう
君の歌を伝えながら送るだろう日々は
ちょっと物足りないが

でも光に満ちている君の国に
繋がっているのだと思うのだ

君の響きは僕の胸のなかに
僕の一部となって
残っているのだもの






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