歩き続けること。/元親 ミッド
そうして今度は後ろを見ちゃう。
はたして、今まで歩いてきた道は正しかったの?
どうなんよ、俺?ってね。
で、後ろを見てみたけれど
どこから続いているのか
長い長い足跡があるだけで
それが正しかったのか、そうでないかなんて
さっぱりわかんないね。
だって、足跡しかないんだもん。
それで、後ろ見てても仕方ないやって
前を見る。
っと、目の前にぶつかりそうになった壁!
うーんって、その壁を見上げると
そこには、また空がある。
天を仰ぎ、その空のcolorが沁みる。
歩き続けることは、危険も確かにあるけれど
こうして冒険してみなけりゃ
たどり着けない場所だってあるんだ。
だから歩き続けるしかないんだ。
いつか、どこかで、その旅も終わる日がくるんだろう。
その時まで、こうして俺は繰り返す。
上を見て、下を見て、前を見る。
右を見て、左を見て、後ろを見る。
そうして歩き続けていくさ。
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