槇原みたいには歌えないが/梅昆布茶
 
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵な夢だし
言葉の片鱗で遊ぶ変人だって
とても知ってるつもりなんだが

言葉にはできないけれどもでも
何も語らないよりはまだ変人であったほうが
正直なんだって思った

いつも悲しみだけでもなく
そこそこの喜びをたぶんせめてもの自分の
選択のなかで見つけてきた気はするんだ

もちろん槇原にはなれないしそれは当然なんだけれども
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