フリーバード/めー
iindayo-
iindayo-
翼のない鳥たちが
今日も
青空に向かって投げられていくような
音楽
に洗われる時
まばたきをひとつ
すれば
何かをなかったことにした
ことを忘れる
僕もいつか
鳥になって
翼のない鳥になって
虚空へ消えるのだろうか
朝に
朝日がさしこむ
みたいに
翼のない鳥たちが
投げられていき、
語り疲れた口がiindayo-と動く
青空
旅人たちは、沈黙と雄弁ばかりを残していったが
世界としての僕たちはもう
それらを認識できない
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