追慕とサルベージ/村正
 
がした





いつかまたどこかで

話せる日が来るだろうか

どんな人になってようと

変わらずにいようと

誰より胸を張れた日に

笑い合って話せたら




伝えるときがくるだろうか

思い出になった頃に

ひとりじゃなかった話を

いつか話したい

そんな風におもえて





自分で貶めてしまった

そいつをようやく認めた

いらないものまで

引き上げてしまった、なあ





君はもう新しい生活の中

俺はどうかな

寄り道をしながら進もう

さあ、お前よ

手を貸してくれ

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