タイトロープ/梅昆布茶
 
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国で
詩なんぞ転がしている馬鹿者ではある

いまさら正気を問う気も無い
前例という虚しい壁があるのかもしれない

たぶんマルクスは共産主義を
掲げてはいなかった

ただ資本の概念と
それの分配の有り方を
わかりやすく図解してくれた

エンゲルスはそれを補完する
データをしめしたのかも

すべて経済学という術的な世界だと思う

僕の次の嫁さんはファミレスのウエイトレスで
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