ただの回想/HAL
 
ぼくはあの頃 きみに恋をしていた
それで遠回しだけどアプローチしていた
きみがぼくの存在に気づいてくれるかと

でもまさかぼくの親友とつきあい始めるとはね
神様はなぜかいつもぼくに冷たい
なぜきみにぼくの想いが通じなかったんだろう

そう言えば昔の女友達に言われたことがある
ぼくはいつも外堀を埋めていてその間に
本丸を奪われるタイプだと

どうやらその分析はあたっているみたいだ
でもあの頃は色んなこともあったね
きみに惚れたことも含めて

読むべき本は
マルクスとエンゲルス共著の《共産党宣言》
高野悦子の《二十歳の原点》
高橋和己の《悲の器》や毛沢東の《毛沢東
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