時代精神/すみたに
だがぼくは言おう、毎日が血の日曜日だと。
戦場と日常に区別が無くなったのは
アメリカや核ミサイルのせいなのか?
違うそれだけでない! 敵はなにかわからない、
けれど漠然と答える、それは時代精神の申し子だと!
新聞テレビインターネットが毎日報じる、
世界中、血と涙は、石油と情報とともに流れ続けていると、
もしもこのことを当然のものだと思うならば、
そのひとは時代精神の申し子だし、ぼくは信じないのだ。
そして疑うために引き受けなければならない。
世界は不幸にみちていて、ものじたいで、感じきれなくて、
抱え切れるようなもので
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