日向/
まきちぇり
暖かい陽にあたっていると
不思議なのは
不似合いな哀しみに包まれることだ
何もまちがってはいない
いないのに
ただただ
まっすぐに
包まれていただけなのに。
賑やかな街の中で
地に足つけて
もがいても踏ん張っても
変わらないのか。
それでも走れというのは
今は辛すぎるよ。
戻る
編
削
Point
(1)