同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
 
ボル カエッタ シズクハイツカ イワヲヲウガチコロガシテ サトニナガレ サテ ナニヲ (それは何かのサンプルであるようにおもえた。キラリと光るそれはどこか遠くに戦争が起きるほどたくさんあって、その一部を誰かがこのテーブルの上に置いて行ったんだなとおもった。容器にペタリと貼られたラベルはその内容物が?おいしい水?であることを告げていた

空気が清潔なガーゼのように触れたので/
あの帰り道の/
解放感を思い出す /
「坂の詩を書きたい」と言っていた人は/
体に流れている水が見えてしまう人だった
すかすかするものを噛みくだいて
飲みくだして
えいようだからといいきかして。

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