星を食べる/ズー
 


十一月のなかは
雪のよに降り積もる人だった
手を繋いで、繋いで、
それでもさしだした
朝や、夜を
ずっと奥へ
奥へとならべていく
ちぎれはじめた日陰を
乾いた猫のにおいと
そうして沈みこんだ雪を
蹴り飛ばしたら
飛び散ったら
手を繋ぐよに
降り積もる人のために
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