弓の音/月乃助
だれも 分かりようもないというのに、 )
目をそらさずに 闇になずむ夜を見据える
それは、17の番号のついている渦
社会の 変えることなどできそうにもない 規範にもにたそれに 立ち向かう
渦は、これからも かぎりなくやってくる
( ・・・ オロカナ ヤマメのぶんざいで、 )
腕の緊張は、ふるえるほど
私は、逃げることも 休むことならなおさら
考えることを やめ
襲ってくる大いなるそれにむかって 心の矢を/私自身を はなつ
その目の中心を射抜くため
指をとく
今
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