仲秋の夜に/ぎへいじ
 
せた時間の境で詩を唄いたい


けれども この月明かりの下ではお前様の裏側を想うことなど出来なくて

しびれた唇で湯を すする様に ただ美しい
としかいえない自分が残念でしょうがないのです


それでも
また 最初から いろんな方々から 言葉を貸していただきながら 子供が見よう見まねで服を着る様に…


とにかく
今夜は お前様に会えて良かった

ただそれだけを伝えたくて待っていたのです



風が雲を運んで来ましたね

明日は雨です



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