C'est .... à moi./
AquArium
だけ鮮やかで
いま、
驚くほど不快な満員電車に揺られている
探してみる
やさしい声を
誰も気づかないような微かな叫びを
居場所を確保するための
愚かな歩みだとしても
言い訳を必死で考える
たいして欲しくないものを
せがんでは
湧き上がる愛しさに
泥を塗ってしまう
何度もかき消そうとした
けれど
けれど、
目に映るのはどうしたってあなたで
秋空の下求めているのは
その柔らかい温もりだった
戻る
編
削
Point
(6)