詩を書くということ/
番田
僕には虚しかった
多くが
働くことと、
それ以外のこととが。
つまりはなかった、
選択肢は。
なぜだろう
なぜ生きることに自由はないのか。
しばらく仕事を離れて、
部屋で静かに暮らしたい。
そう思った
そうは思うけれど、
疲れが、
自分の望む方に
進んでいきたいけれど、
その選択肢を阻んでいるようだった。
望む仕事は転がっていない。
逃げられたらと思うけれど、
働きに出なければならなかった。
隣町へ出かけては
そんな感覚に浸っている。
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