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細川ゆかり
泣いている
夏の日の
斜め前
なんだかな
君のこと
聞こえても
見ないふり
思い出は
返すたび
色を変え
心地よく
都合良く
塗り替える
日差しだけがいつも眩しい
どんな手を尽くしても
変わらなかったんだろう
今だって
眩しければ目を細め
風が吹けば引き返す
都合良く組み替えた追憶のなか
凪いでいる
気がしてる
夏の日の
斜め前
君が泣く
見ないふり
都合良く
塗り替える
日差しだけがいつも眩しい
泣いている
君の声
都合の良い答えはない
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