水の家/
 
月明かり 淡い金色の光迷い森 月明かりだけが道を照らす
シーンとした真っ暗な木々がら聞こえる鳥の声

店や家がなくなっても
体が道を覚えてる
木 草 石 を覚えてる
いまは何もないところだけど
ここが家

足元にあった石を
湖に投げ入れた

−ただいま

水面の月がゆれていた

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