革命/蒲生万寿
 
空が曇っているなら 
青く何処までも澄んだ空を思え 
星が見えないなら 
天空埋め尽くし瞬く星を思え 
大地が乾いているなら 
草萌ゆる緑の大地を思え 
海が汚れているなら 
光透かして数多の魚が泳ぐ珊瑚礁を思え 
人が信じられないのなら 
お前が信じられる人物像を思え 
強く思うことから希望と明日が現れる 
未来は手の中にある 
自らが持つ無垢の力を呼び起こせ 
誰にも従うことはない 
お前は誰でもない唯一無二の存在であることを 
目の前の鏡を叩き壊して思い知れ 
お前の姿だけを映す表象を砕き命を見てみろ 
外から
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