くらげと牛と罪/無言電話
しかった
やはり神は居ないのでしょう
―罪の策略―
(下から見上げた方が 解りやすいんだ、カタチ)
―女神の呟き―
『何か』に悩んでてあまりの辛さに『他の何か』にしがみつく
『他の何か』はやはり『他の何か』でしか無いと私は思ってる
そう思わない?ねえ、あなた
この際牛は放っておいてだな
罪も放っておくしか無いからな
しかしくらげには困るね
このままじゃ空が海になるから
あ、女神に同感 楽しめば良いのに で、こういう事言うと、
私の痛みがお前にわかるわけ無い ってくらげや牛に言われる訳です
はい わかりたいけど、わかりません
ごめーん、心、足りなくってね
ごめーん、女神、カーテン閉めて
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