Vampire./雅寛
 
声。狂った様に歪んだ愛情ばかり考えてる。膝を、抱えて。

僕が君に成る。君が僕に成る。僕が君に成る。君が僕に成る。僕が君に成る。君が僕に成る。
僕が君に成る。君が僕に成る。僕が君に成る。君が僕に成る。僕が君に成る。君が僕に成る。
僕が君に、君が僕に、僕が君に、

「ねぇ、君が望む愛って何なんだい?僕にはもう分からないよ。君が好きって想いも、
何時か消えてしまうし、歪んでしまう。それでも君の側に居たいんだ。駄目かな?」

今日もマスカットの味がするカプセル状のアレを舐めて、君を待つよ。
鏡の前、櫛で梳かして、シニカルに微笑ってみるのさ。
僕に欲望さえ無ければ僕の愛は完璧に成るのかもね。
だけど、もう元には戻れないんだ。
愛してる。狂ってる。救いの手は差し伸べられないよ。
だから……。
愛しい君の肩を噛んで、全てを終わらせるんだ。
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