謎の真実/梅昆布茶
 
瞬の華であるように
僕達は二次会のもぎりの半券をもって残りの人生をいきねばならない

そんなリアルな日常のなかから
あらたな恋愛哲学をあるいは
絶望の美学をまなばなければならないのかもしれないのだね

僕の個別的例外的な真実がきみの恋愛生活に応用できるとは思わないが
でも時々はきみが思うとくべつな真実もこっそりとおしえて欲しいんだ
それがきみの生きるスキルの核心だと睨んでいるんだ

隠さないで教えてくれよ一杯おごるから
だってきみの生態はぼくにとって謎だらけなのだもの

え...真実はいつも謎だって
そんなつれないこと言わないでさ...




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