暁のエクスタシー ★/atsuchan69
次がしたいだけの私には上の空だ
そうして、ホテルのウォーターベッドにミサイルを挟んで二人は仰向けに並んだ、
「この子を、立派に♂発射させてあげたいの」
アチラ訛りのある細身の女は、
白く滑らかなミサイルの胴体を摩りながら言った
「ああ。それはヒジョーに難しい相談だぜ」
「お願い、そのためなら、私。なん度でも貴男を喜ばせることできるヨ」
「‥‥」
夕暮れにラブ・ホテルを出ると、鬱陶しい雨はもう止んでいた。
レクサスは高速道に入り、やがてナビの案内で海へと向かった
「子供のころ‥‥砂浜で、夏の夜に花火大会をしたのを思い出すナ」
「私は、黄昏のビーチで『北の家族』と
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