おすそ分けの風/朝焼彩茜色
おすそ分けが零れてゆく 至福の風に細かく入り込んで
おすそ分けを零してゆく 浅葱の風が目に沁みる 清涼感
心の裾をなびかせてゆく 愛する人を包みながら
心の裾が戯れてゆく 愛する世界を見渡しながら 裾に膨らむ分だけでも
嬉しくてならない 至福の風が 心の裾と一致する
幸せでならない 浅葱の風が 心の隙間を埋め尽くす むらなく おすそ分け
感じが零れてゆく 嬉しくてならない
感じを零してゆく 幸せでならない
これからも なにからも おすそ分けの風が
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