1983/梅昆布茶
 
に音楽があってビートの合間に伴奏のように意味の無い
挨拶を交わすぼくたちには北極圏の白夜のように
一晩中明るいままの休憩なしのライブショウさ

聖子ちゃんのハイトーンの歌声が流れる街に赤いスイートピーをさがして
粗悪なウィスキーで身体を傷めながら路地裏で吐いていた
1983

僕は相変わらず生きている
壊れかけたアンプでささやかな想いや切なさを増幅させる
人型アンドロイドタイプ3
分類パターンHG-55
特性
抒情過多情緒不安定
汎用自働修復回路に多少のバグあり

どう生きてみたところでファジーなんです人間て
世界がわがままに見えるのはきっと自分がわがままなのですね
真の自由は得るものではなく なるもの なのです

ブッシュマンが服を着ないのは彼らの正しい生き方なのでしょう









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