222/馬野ミキ
その後私は
ネットで自主的なファンクラブサイトを開いていた小山田英恵(現:ヤクルトにてパート勤務)と
都下の喫茶店で会うことができた
その時間は数分であったかも知れないし、2、3日だったのかも知れない
まず俺は時計を持っていなかったし
持っていたとしても第一見なかった
夜であろうが昼であろうが没頭すれば「今」しかないわけだから
時間にとらわれる必要はない
カチカチと機械が勝手に進行するのならば俺はそんなものはアスファルトに叩きつけて古物商に売ることも忘れただろう
故に、取材は難航をたどった
俺は待ち合わせは苦痛だ
それでも俺は
私のルポライター生命をかけリ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(10)