uta/kaz.
 


三葉虫が、
バージェス岩盤を愛撫して、
四つ葉が生えてくる、
そんな機密な時代の融合に、
歌、は、咲く、
現実、は、
その透度を、裂く

(お前は歴史を知っている、
結晶に、成り切れないまま、
やさしい肉球で時間軸の
なだらかな道を駆け抜けてきた、

(お前の名前をまだ知らない、
知らないけれども、黒猫は、
太陽のかたちに合わせて
瞳の数を変えてきた

帰す)Kiss)私はそこで連句を断ち切って、
詩に(始めよ、そして直ちに(オワレヨ、我
よ、おお、我よ、追われよ、お前の魂の生を、
私が微かな死骸から感じることができる、息
を潜めている間も、地
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