公務員の哀しみを/梅昆布茶
 
僕の同級生の壮ちゃんは

兎唇ででも大好きだった

中大で一緒になって彼は北茨城し職員


結婚前に家まで建てちゃったもの

僕は文学を選んだだから早稲田だって寺山修司だもんね


いつもね意味なんて問わないんだ

君が幸せであればそれでいいのさ

それ以上いらない


僕がいつも考えていること

世界に借りがあるなんて思わないでね

世界は僕たちが廻すんだからね


君がいるんだから楽しい

きみがいればいいんだよ


進もうぜ

ちょっとだけ

しんどいけどな



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