フェイク・スリーピングバス/komasen333
信は右肩上がり
誰かにいったところで信じてもらえないだろうけど
感じるのです
確証はなくとも
その視線がときどき こちらへ注がれていることを なんとなく
その視線をときどき こちらへ注いでくださることを なんとなく
高鳴るのです ドキドキ こちらへ微かでも注がれるたびに
高鳴るのです ドキドキ こちらへ微かでも注いでくださるたびに
全部全部 幻想だとしても 割り切れぬほどこちら向きの視線なのです
全部全部 妄想だとしても 割り切れぬほどこちら向きの横顔なのです
髪をかくふりして振り向くこともで
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