ひかりと水、それが映す町のすべての音/水町綜助
 

あの青い香り
ブルーグリーンのあの



ひかりが、強ければ、強いほど


音は波紋

だから

はるかな水と
つまりふたりを

ふるわせて

まよなかのこんな
ひめられた森のなか

この動物のすみかで

ちいさな脳のかたち

わからせて

フラットなものは

なにひとつなくなる

だからこのインドラの矢みたいにふりそそぐ
くりかえしうちつける怒りみたいなすべてのふるえのなかで
きみとずっと、いる
ぼく、
は、ここに
きみと
踊って
いる











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