蛇の章/梅昆布茶
 
のないただの概念はnominalだというのです


生きていく上で概念は必要ですが

じつようてきであるだけなのでんnominalです


しかし概念はひとり歩きし

原子爆弾のつくりかたや大量破壊兵器のつくりかたや

たくさんの財産をどのようにすれば独占できるかかんがえるのです


かんがえることの問題は

現実がみえなくなる

思考に入り込んだらとまらなくなる

そして何一つ問題に解決をみいだせず

どうしようともうそうするだけで

それを事実だと思ってしがみつく

いつまでも邪見のあしかせにつながれたままです


行き過ぎることもなく後退することもなく

現象の世界をすべてのりこえてゆくものは

蛇が脱皮するように

この世とかの世をともにすてさる


知識がもたらす優柔不断という苦難を乗り越える

その能力はまったくちしきではありません


真偽を善悪を明確に確実に疑いのよちなくしっている

智慧なのですね



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