柴犬のいた日々より/梅昆布茶
から離れた3人の子供たちと
僕はほんとうは何に祈れば良かったのかなあ
どうもご本尊とかいうものではないような気がするのだが
ライブハウスに出入りして髭をのばして朝からピンクフロイドを聴いている
そんな生活が誰にじゆうをもたらすのだろうか
子供たちは幸せに生きて行けるのだろうか
まあそれはそれでしょうがないとして
僕は次の選択をしなければならないのだが
いずれにしてもまた家庭を持とうと思う
だらしなく散らかったベッドまわりを整理しなければならない
彼女は素足がすきだった
だから年中掃除機をかけていたし
汚物みたいな僕がそうとう気に入らなっかった筈だ
汚物なりにその時々のけつだんは必要で
そうやって日々はめぐる
すべての素敵なじかんをガラス玉にして空色のビンに詰めても僕のばあいちっとも一杯にならないのだな
それでもしあわせのはしっこをつかめるかもしれないね
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