死語/アラガイs
何度でも生き返るのが救世主のことばなら
きみは何度でも死ななければならない
干上がった砂漠の水脈をひきつれて
再生を誓うつぶやきを毒と飲み干す
血液の
、その苦しみは刻一刻と脊髄の脈動へ伝わり
微睡んだ、数千年の堆積を無為に掘り起こす
すでに処刑されたもの
、眠りを覆う眩しさ
生き延びた骸たちが覚醒する隠滅
、あがないきれぬ饒舌
その、意味は問う、「およそ語られうることは明晰に語られる 。論じえないことについて、ひとは沈黙せねばならない 」……。「引用、論理哲学論考 ヴィトゲンシュタイン」「野矢茂樹訳 岩波文庫」 。
「ねぇ 神様も霊の存在を信じてい
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